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王陽明の考え方

陽明学とはどういうものだったのか。

深見先生はその解説を、こう結んでおられます。


 王陽明のこの考え方は、神霊世界の真相に照らし合わせてみても、かなり本質的な部分を突いていると言えよう。
 そのためもあってか、彼の思想は、わが国の幕末の志士、吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作らの面々に多大な影響を与え、結果的に、幕藩体制を根底から揺るがすことになったのである。
 つまり、陽明学を学んだ吉田松陰らは、それぞれの仕事あるいは使命において、無私無欲に徹し、最終的には命を捨ててでも、今現在なさなければならないこと、すなわち尊皇運動と維新の貫徹をなし通したのである。



松下村塾で、維新の志士たちが学んだ学問こそが、これだったのです。

「静動一致」の陽明学は、こうして歴史に大きな影響を与えました。

こんな、とても大切なことを、日本の歴史教育は全く教えていません。

しかし、歴史を動かし、人々の心と魂を動かしたものの「本質」を深見先生に解説していただき、本当の学問とは書物の表面を浅薄に記憶したり、解釈したりするものでは決してないことを、学ばせていただけます。

本当にありがたいことです。
by yukikaze369 | 2009-09-29 17:21 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

静動一致

「山中の賊を征するは易く、心中の賊を征するは難し」

・・・王陽明の言葉は、当時の思想界にあって、革新的なインパクトを持つものでした。

深見先生はこうおっしゃいます。


 この言葉を残した彼は、日常どれほどの苦労と修道における努力をなしていたことか。察してあまりあるのである。ここでお断りしておくが、厳密に彼の主張を述べれば、決して正座や座禅を否定してはいない。これらを静の修行とし、今、私が述べた点を動の修行として、静動一致を説いたのである。しかし、当時は静と知の修行がほとんどであり、動の修行は彼によって喧伝されたのである。


政治家であり、思想家であり、役人であり、文化人であり、軍人でもあった王陽明の苦悩。そして、彼がそれを乗り越えて達し得た境地の真髄を、深見先生はこう喝破されます。

これほど深い内容の、『神霊界』をお書きになった深見先生ですが、当時、まだ30代半ばであったというのは驚嘆すべきことです。

どれほどの精進を遂げられ、どれほどのものを乗り越え、これだけの境地に至られたのか。いずれにせよ、お若いころから途方もないレベルにおられたことは間違いありません。
by yukikaze369 | 2009-09-28 22:11 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

山中の賊を征するは易く、心中の賊を征するは難し

「人欲を捨てる」といっても、王陽明は日常生活を放てきすることを説いたのではありません。

そこは、老荘思想の隠遁傾向とは、明確に一線を画するところです。


 ここが老子の思想と根本的に異なるところである。すでにお話したように、老子も人欲を捨てて神人、聖人に至る道を説いた。だが、老子はあまりにも捨てることに主眼を置いたためか、日常生活を放てきしてまで人欲を捨てる傾向を招いたのであった。
 これに対して、王陽明は真っ向から反対する。彼は、山の中での修行は本当ではないと言う。深山幽谷で瞑想にふけっても、あるいは滝に打たれて断食しても、日常生活に戻ったとたんに欲望にかられたり、みだらな妄想にかられたとしたら、何の意味もないではないか。それより、日常生活の中で欲望を捨てるほうが、はるかに困難ではないか―このように、王陽明は説いたのである。曰く、
 「山中の賊を征するは易く、心中の賊を征するは難し」
 と―。



有名ですがよくその意味が知られていない言葉です。

しかし、深見先生にかかると、こうも鮮やかに解き明かされるのは、驚くばかり。

あらためて、その学問と悟りの深さに、感嘆するしかありません。
by yukikaze369 | 2009-09-28 21:01 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

日々の生活や仕事の中で人欲をなくす

では、人欲をなくすために、座禅や瞑想にふければいいのでしょうか?

王陽明の主張は、こうです。


 「座禅なんかしたって、それだけで聖人にはなれっこない。瞑想したくらいで聖人になれるなら、これほどやさしいことはない。本当の修行とは日常生活の中で行うものなのだ」
 つまり、役人は役人という仕事の上において人欲をなくし、教育者は教育者という仕事の上において、本来の良知を出す修行をしなければならないのだ。このように、日々の生活や仕事の中で人欲をなくし、聖人になる修行をしなければならないと、王陽明は説いたのである。そして彼は、こうした日常生活の中での修行を「事上磨錬」と呼び、これこそが最も大切であると主張したのである。



けっして、出家思想や、隠遁思想ではなく、日々の生活の中で、良知を出すことを、王陽明は説いたのです。

なぜ、深見先生が彼の思想を引用したのか。その理由がよくわかりますね。
by yukikaze369 | 2009-09-26 20:43

王陽明の説くところ

これに対して、陽明学はどういうものでしょうか。

深見先生の解説は続きます。


 これに対して、同じ儒教の流れを汲みながらも、陽明学の祖・王陽明が説くところはだいぶ違っている。彼は言う。
 「聖人はもともとある。我々の天性に内在しているのだ。だが、人の欲望がこれをおおい隠してしまっているため、表に現れない。だから、欲望をなくし続けて、眠っている聖人を出すことが大切なのだ。学問することで聖人に至るのではない。もともとあるのを引き出すのである」
 と。ここらあたりが、朱子学と陽明学の決定的な違いと言えるだろう。彼はさらに続けて言う。
 「人欲を捨てて聖人に至れば『良知』が自ずから現れる。この『良知』は普通の知ではない。聖人のみが持つ知であり、全て理にかなう方向を示す知である。それゆえ、『良知』に従って生きるならば、いわゆる達人、聖人の生き方ができる」



「学んで聖人に至る」

「聖人はもともとある」

このふたつの違いを、深見先生は鮮やかに対比させておられます。

先天の修行とは何かを学んだ私たちには、その意味するところが明瞭に理解できますね。
by yukikaze369 | 2009-09-26 08:35 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

朱子学と陽明学

深見先生は、先天の修行、そして、人としての誠の道について解説してくださいました。

しかし、よりわかりやすくするため、朱子学と陽明学の例をとって、説明を続けられます。

どちらも儒教の流れを組む学問ですが、このふたつはどこがどう違うのでしょうか。


 孔子が教えた儒教は、漢の時代に入ると訓詁学が主流を占めるようになった。つまり、教典の字句解釈、研究ばかりにエネルギーの大半が費やされるようになったのである。
 そうして、さらに時代が下がって宋代に至ると、そのような訓詁学を批判する四人の賢人が現われたのであった。すなわち、周濂渓(しゅうれんけい)、程明道(ていめいどう)、程伊川(ていいせん)、張横渠(ちょうおうきょ)の四人である。
 「儒教の形式ばかり見ていないで、もっと奥にある真実を見なくてはならない」
 彼ら四人は、このように主張したのであるが、この四人の思想をまとめたのが朱子である。朱子は、のちの東京大学の前々々身・昌平校学問所の教科書として取りあげられることになる『近思録』を著し、その中で、
 「人間は、学ぶことによって聖人に至ることができる」
 と主張した。


『近思録』は、青山塾の必読図書でもあります。

「学問」を志す人が、一度は手にすべきこの書物の真髄を、深見先生は一言で述べておられます。

いつもながら鮮やかですね。

どれほどの学識と教養をお持ちなのか、その凄まじさは、この短い一文にも存分にあらわれています。
by yukikaze369 | 2009-09-25 20:19 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

素朴で素直に生きる

では、「素朴で素直に生きる」とはどういうことか。

深見先生の結論はこうです。


 これでおわかりいただけたと思う。先天の修行といっても、日常生活を放てきして神に生きたり、出家をしたり、山にこもることではないのである。むしろ、日常生活の中で、いかにして我利我欲を捨てて、ありのままの魂を顕現させるか、これが大切なのである。そして、無私無欲に徹し、素朴(純粋でういういしい)で素直に生きる。これが神人合一への最も近道と言えるのである。

ワールドメイトが出家主義でない理由も、ここにあります。

会員は皆、生業を持ち、きちんと生活を営みながら、神人合一の道を学び、実践するのです。

そんな修行をさせていただけるのが、ワールドメイトの素晴らしいところです。

 
by yukikaze369 | 2009-09-24 20:11 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

素直

そもそも「素直」とはどういうことか。

深見先生の解説は、鮮やかで明快です。


 少し余談になるのだが、素直という字は、神道の霊学では「主に糸が直に垂れている」と解釈される。この場合の主とは、宇宙創造の主とも言えるし、自らに内在する主極ともいえる。その主から糸がスーッと垂れて直。素直とは、このように解釈されるのである。
 だから、素直な人間には、守護神、守護霊などの高級神霊が、向こうから訪ねてくださるというわけである。つまり、正神界の神霊に感応するには、素直な心を持っているのが一番いいというのである。



「心だに誠の道にかないなば祈らずとても神や護らむ」
・・・という菅原道真公の言葉が、ここでも思い起こされます。

神様がどういう人をお好みになるか。

これを知るのと知らないのでは、人生がまるっきり違ってきますね。
by yukikaze369 | 2009-09-23 21:04 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

「素」の状態

「素朴で素直は神人合一の一厘」とは、とても深い内容です。

しかし、ともすれば、「そんなことができるのか?」という疑問が起きそうです。

玉石混交する巷に生きる私たちとしては、不安になる部分もあります。


 しかし、読者の中には、
 「そんな生活態度は、皇室や深窓の令嬢なら別だが、一般人にはとてもできない。それでは世間の人からだまされっ放しではないか」
 と思う人もいるであろう。しかし早まってはいけない。この素朴で素直とは、あくまで神様に対する姿勢を言うのであって、悪に対しても素直であれという意味ではない。心観の相に神様に対する敬にして誠たる心境と言える「素」の状態を説明しているのである。浅く受け取らないでいただきたい。


なるほど。

では、どうすればその「素」の状態を維持できるのでしょうか?
by yukikaze369 | 2009-09-22 19:54 | 深見東州(半田晴久)先生の著書

素朴で素直は神人合一の一厘

深見先生は、別の言葉で解説をしておられます。

神人合一の一厘を、こう説いておられるのです。


 さらに角度を変えて言うなら、捨てるということは素朴で素直に生きることと言える。素朴で素直。これは神道的な考え方であるが、生活実践の場においては、これが最も望ましい、そして最も先天の修行に近い生活態度と言える。
 素朴で素直は神人合一の一厘である。これなくしては、誠の人も、天に通ずる道も何もない。神に通じる全ての道は、この素朴で素直な生活態度から始まるのである。
 これは、恩師植松愛子先生の教えでもある。



生活実践の場において、素朴で素直に生きる。

それが、最も神道的な生き方であり、先天の修行に近いと、深見先生は断言されるのです。

そして、そういう生き方を学び、実践するところが、ワールドメイトです。
by yukikaze369 | 2009-09-21 20:57 | 深見東州(半田晴久)先生の著書


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